眠りの科学研究室

眠りの科学研究室:研究テーマは「睡眠」。
様々な睡眠の悩みを解決する為、今日も研究は続く。ここでは研究により発見され、ライオン製品開発のカギとなっている技術・研究成果を紹介します。

研究データ2 「ヘリオトロピン」について

現代社会が求める香りの効果

張りつめることが多い日々、リラックスするということがとても大切です。とくに影響を受けるのが就寝時。リラックスできているかが、睡眠の質を左右するカギになると言ってもよいでしょう。ライオン睡眠研究チームでは、リラックス効果に着目し、広く素材の探索を始めました。その検討の中で「香り」に可能性があることを見出しました。

「ヘリオトロピン」に着目

例えばラベンダーの香りは、古くから睡眠において使われてきています。しかし、効果についての報告は十分なされていないのが実状。
そこで、リラックス効果がすでに確認されている、南米産のハーブ、ヘリオトロープの香りに似た香気成分「ヘリオトロピン」(注1)に着目。ライオン睡眠研究チームはさっそく睡眠への効果検証を開始しました。その結果、ヘリオトロピンの香りには、①寝つきを早めて、睡眠の質を向上させ、②起床時の眠気や疲労感を改善させる結果が得られました。

寝つきを早め、睡眠の質を向上

寝つきに不満がある男女大学生11名を対象に、就寝中の脳波や眼球の動きなどを測定する検査を行いました。ヘリオトロピンの香りをかいで眠った時は、かがずに眠った時と比較して、深いノンレム睡眠とレム睡眠の時間が増えることがわかりました。また、眠りにつくまでの時間が短くなる傾向が認められました。

A.就寝時、ヘリオトロピンの香りをかがなかった場合 B.就寝時、ヘリオトロピンの香りをかいだ場合
深いノンレム睡眠の割合 レム睡眠の割合
睡眠開始までの時間

※総睡眠時間を前半と後半に等分した、睡眠前半の睡眠変数

起床時の眠気と疲労感が改善

不眠レベルの高い20〜30代の健常な女性13名に、睡眠感に関するアンケートを起床時に回答してもらいました。ヘリオトロピンの香りをかいで眠った時は、かがずに眠った時と比較して、起床時の眠気と疲労感が改善していました。

A.就寝時、ヘリオトロピンの香りをかがなかった場合 B.就寝時、ヘリオトロピンの香りをかいだ場合
起床時の眠気の改善度 起床時の疲労感の改善度

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